毛細血管の修復が老化を防ぐ
コロナ感染でなくとも、血管内壁に傷ができると、そこに多くの老廃物や細菌がその傷に集まって、それが病気になる最初の原因になります。現在の医療制度は、病気になって、病名が判明してから、治療を始める、つまり、病気になるのを待ってから治療に取りかかるのがシステムです。一方で抗酸化ポリフェノールを飲むことは、病気になる原因を血管内から除去し続けることで、病気にならないように予防します。
例えば、タバコを吸う人は、燃えたケムリを吸うのですから、ケムリは当然酸化しています。酸化した成分は、すべて極性がプラスなので、血管壁に取り付きやすいのです。タバコでなくても、飲酒や過激な運動、労働、疲労などは、大量の酸化老廃物を作り出すので、それを排除しなければなりません。酸化老廃物の排除が遅れると、働いた後の疲労として感じられたり、運動した後の筋肉痛であったり、酒を飲んだ後の二日酔いとかになります。
体内で作られる酸化老廃物だけでなく、食品も古くなると酸化してきます。一般的に新鮮な食物は酸化していませんが、食品が古くなると酸化しています。ゆえに新鮮な食物を摂ることも重要です。酸化老廃物が毛細血管にダメージを与えることで、病気になる最初の原因が作られると言っても良いのです。それが老化の原因になります。
酸化老廃物の蓄積の例を挙げると、
- 肺の毛細血管に老廃物が溜まれば肺の病気
- 心臓に溜まれば心臓の病気
- 肝臓に溜まると肝臓の病気
- 脳に溜まると脳の病気
- 関節に溜まると関節の病気
- 事故で毛細血管が傷つくと回復が遅い
- 皮膚に溜まると皮膚の病気
- 細胞内に溜まると発癌のきっかけになる
このように酸化老廃物の蓄積が身体のそれぞれの部位の病気の原因となっていきます。
健康維持のために抗酸化ポリフェノールを使った人の例を挙げると、
- 切り傷が早く治る
- 大きな怪我の後にできる傷跡も赤くならずに早く回復する
- 肌荒れがなくなる
- 血流が良くなり冷え性が治る
- 働いた後の疲労感が少ない
- 肝臓の検査数値が飛躍的に良くなる
- 血糖値が下がる
- 徐々に血圧が下がる
- 腫瘍が小さくなる
- 血色が良くなるので見た目が若返る
以上のような結果は、抗酸化ポリフェノールが毛細血管の掃除をすることで、毛細血管から微細な炎症がなくなると、細胞が健康な細胞へと再生することから起こる現象です。
細胞の再生は、身体の各部位によって期間が異なります。消化器系の粘膜や皮膚は、早く再生します。肝臓も再生が早い内臓です。腎臓や神経は、細胞の再生が遅い内臓です。ゆえに、抗酸化ポリフェノールを飲むと、それぞれの細胞の再生期間の違いによって、効果が現れる時期も違います。
抗酸化剤には多くの種類があります。肝臓内にあるグルタチオン、SODが知られています。植物から抽出する抗酸化剤には、水に溶ける水溶性抗酸化剤と水に溶けない油性抗酸化剤があります。ポリフェノール系の特徴は水分に溶け込むという性質です。ゆえに血液の中に溶け込んで血管を掃除してくれます。油性抗酸化剤は、CoQ10のように脂肪分に溶け込むと言う性質があります。毛細血管の掃除には水溶性の抗酸化ポリフェノールが最適なのです。